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| 平成18年12月26日 中部経済新聞にて掲載 |
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前歯の約60%は骨の量が少ないので、すぐにはインプラントの埋入ができません。 この場合の多くは、下の親知らず(下顎の第3白歯)を採取し、必要な所に移植してネジで固定してから6ヶ月くらい待ちます。そうすることでインプラントを正しい位置に埋入できるようになるのです。
しかし欠点として 、(1)移植オペを別に行う (2)移植後親知らずの所が10日前後腫れる (3)期間が6ヶ月余分にかかる (4)費用が余分にかかる などがあります。 骨の量がほんの少しだけ足りない場合なら、 骨のブロック移植なしでインプラント埋入時に骨の幅を広げて 埋入できるようにする「ボーンスプレッディング法」という方法もあります。
この方法は、インプラントオペの患者さんの身体的負担が軽減できます。
図1、図2、図3は患者さんの術前の状態ですが、 左上2番の歯が歯周病で抜歯となり欠損となったケースです。 図3では損部の歯肉の状態は外観の歯肉がへこんでいるのが分かります。 当院の歯科用CTで診ますと、骨の厚さは図4のように4.75mmしかありません。 ここに直径3.5mmのインプラントを正しい方向に埋入することができませんから 「ボーンスプレッディング法」を行いました。
今回は2oほど骨の厚さを増加することで予定のインプラントを正しく埋入することができました。 図5、図6はその術後の状態です。
このように、骨採取部位の腫れを回避できる「ボーンスプレッディング法」は、 手術を1回減らすことができる有効なテクニックなのです。
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