オペ当日から咬める仮ブリッジはインプラント治療症例

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抜歯即時・抜歯早期インプラントの利点
かめる喜び = 42 = テルミナ歯科クリニック院長
鳥村 敏明
平成20年1月31日 中部経済新聞にて掲載
低浸襲オペシリーズ:9 テルミナ歯科クリニック院長
鳥村 敏明
歯の周囲に炎症が少ない状態の歯の場合、抜歯直後は周囲の骨が比較的残っています。しかし、長期にわたって放置したままにすると、日本人は欧米人に比べ骨格が劣り、特に外側の骨の厚さは薄いため、その部分の骨は3〜6ヶ月するとすぐ高さが失われます。

そこで、薄い外側の骨が吸収しないうちにインプラント埋入オペを行えば、骨の吸収を抑えることが可能になります。抜歯と同時にインプラント埋入オペを行う利点がそこにあるわけです。もちろん、抜歯後の早期、つまり2ヶ月以内にインプラント埋入オペを行っても骨吸収を抑えることができます。

歯根破折などの結果、歯肉が腫れる炎症が起こると外側の骨の高さはすぐに失われてしまいますので、歯の咬合痛 (咬んだ時の痛み)が出た時は、歯科医にその痛みの原因が歯根破折なのか、歯の神経の痛みか、歯周病か歯根尖端部の炎症かなどを早期診断してもらい、もしどうしても抜歯しなければならない状態であれば、早期に骨のダメージを最小限に抜歯する必要が生じます。

抜歯即時インプラントは難度の高いオペですが、歯科医がインプラントオペに相当熟練し、抜歯する歯が強い急性炎症を起こしていないという条件で抜歯即時インプラントオペを行えるなら、患者さんはオペの回数を減らせるのでインプラントを楽に受けられます。

日本人は上顎前歯の外側の骨は特に薄く、この部分の骨がなくなると歯肉がへこんでしまい、インプラントが埋入できたとしても最終セラミック冠の長さが長くなって、他の歯とのバランスが悪くなります。前歯の審美性は非常に大事であり、骨のボリュームがあることがセラミック冠の仕上がりを良くするための大きな条件となるのです。

なお、抜歯即時インプラントを行った多くの場合、特に前歯ではほとんど骨造成(骨を造る処置)が必要となります。
図3【図1】
前歯の口腔内写真

左上1番2番、右上2番の
抜歯後一週間でインプラント埋入オペ当日の写真
  図2
【図2】
右上2番のCT画像

抜歯窩内側にインプラント
埋入をシミュレーションしました。抜歯窩前方に隙間が出来ますので骨造成(GBR)を行う予定です。
  図1
【図3】
インプラント埋入オペ直後のパノラマレントゲン

左上1番2番、右上2番を
埋入し、同時に骨造成を
行いました。

いきいきライフ
平成20年1月31日
中部経済新聞にて掲載
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