歯根が短いため、右上正面の冠が年に何度も土台ごと脱落し、再装着を繰り返している患者さんからインプラントで安心して咬めるようにしたいという訴えがありました。
そこで、抜歯する前に歯科用CTを撮影して骨の状態を分析した結果、骨の量は十分にありましたが、抜歯する歯根の太さが適正なサイズのインプラントよりも太かったため、インプラント埋入と同時に隙間を埋める骨造成(骨を作る処置)を行わなければならないことを患者さんに説明してオペを実施しました。
写真1は、術前の前歯の状態です。
写真2は、骨をできるだけ温存し、右上正面の歯根を抜歯した状態です。
写真3は、抜歯した歯根。歯根の先端が吸収されて短くなっています。
写真4は、インプラントを歯肉に切開線を入れずにフラップレス(歯肉をまったく開けずにインプラント埋入オペする方法)で埋入し、同時に骨造成を行って仮歯を装着した状態です。
この方法なら、歯肉の切開がないため糸の縫合もありません。

【写真1】
術前写真 |
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【写真2】
右上1番を抜歯しました。 |

【写真3】
抜歯した歯根。根の先が
吸収して短くなっている。 |
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【写真4】
右上1番にインプラントを埋入して
仮の歯を装着しています。 |

【写真5】
術直後 歯科用CT画像
適切な位置にインプラントが
埋入されている |
この状態の仮の歯は咬むことができませんが、一週間ほどすれば歯肉が写真1のような状態に戻りますので、オペを行ったことがわからなくなります。
もちろん一週間後に糸を抜くこともないので、社会生活を送る上でも見た目的に不自由のない状態でインプラントの治療期間を過ごすことができるわけです。
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