歯科用新素材 ペクトン|名古屋の歯科医院・テルミナインプラントセンター

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中部経済新聞掲載 インプラントコラム

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医療法人エルザ会 テルミナインプラントセンター

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    〒450-0002
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    ファッションワン内
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    0120-455-758
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歯科用新素材 ペクトン 医)エルザ会 テルミナ歯科クリニック 院長 鳥村敏明

今回は、歯科の新素材について報告したいと思います。
現在、歯科で使用されている補綴物を作成するための素材は、金属、セラミック、ジルコニア、レジンなど、多くの種類があります。これらの材料の条件には、生体親和性(体に為害作用を及ぼさない)があること、口腔内で加わる応力に対して抵抗性があり壊れにくいこと、口腔内の過酷な条件に対して変質や変色しないことなどが要求されます。
インプラントにチタンが用いられる理由は、チタンの表面には酸化膜(二酸化チタン)が形成され、生体において腐食しにくいバリアーを形成することにあります。この性質によって骨統合(オッセオインテグレーション)を獲得でき、骨とダイレクトにボンディングするのです。さらにチタン製のインプラントは、強度も十分にあり、世界中で使用されています。
今回紹介する新素材は、ペクトンと言われる高分子ポリマーで、スイスのセンザメトー社によって開発されました。
センザメトー社は、歯科の分野では歯科用合金やアタッチメント(義歯と天然歯を連結する装置)で有名ですが、特殊な医療用のパーツとして、脊椎損傷や頭蓋骨損傷、大腿骨損傷の置換パーツなども製造しています。実はこれらのパーツが、ペクトンで作られているのです。
このペクトンを歯科で応用する場合は、クラウンやブリッジのフレームとして使用されます。その特徴は、弾性とともに優れた生体親和性があるだけでなく、アレルギー反応も報告されていません。
ペクトンで製作された補綴物は非常に軽く、弾性があるため口腔内に設置された場合には、嚙み心地が非常に良いという特徴があります。
口腔内は、人体の中で特に敏感な部分なので、どのようなものが口腔内に挿入されたかを敏感に感じ取ることができます。
インプラントには天然歯のような歯根膜はありませんが、この新しい素材ペクトンは、天然の骨と同じような弾力性を持っているので、歯根膜があるように力の分散を図ることができると言われています。


ペクトンは生体内で損傷を受けた部位の置換パーツとして使用されており、生体親和性に優れています。


ペクトンによって制作された補綴物は軽く、快適な装着感が得られます。


ペクトンは受けた力をその弾性によって和らげます。

■平成30年6月28日 中部経済新聞にて掲載

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