オペ当日から咬める仮ブリッジはインプラント治療症例

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利点の多い最新の骨造成

 

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テルミナ歯科クリニック院長
鳥村 敏明

平成23年6月 中部経済新聞にて掲載
ポリ乳酸プレートと複合カルシウム製剤併用法 テルミナ歯科クリニック院長
鳥村 敏明
【写真1】)術前レントゲン写真。神経・動脈までの骨量が不足している。
【写真2】術中口腔内写真。ドーム上ポリ乳酸プレートの中に緊密にパテ状複合カルシウム製剤が入っている
【写真3】術後レントゲン写真。神経・動脈までの骨量を増加した処理です。

骨が無くてインプラントは出来ませんと言われて、ご来院される患者さんがたくさんいます。

確かに骨がある方なら、インプラント埋入オペは比較的簡単に20分前後の短時間で終了させることができ、1ヵ月半〜3ヵ月後にはセラミック冠を装着することができます。

しかし、骨がない場合でもインプラント埋入と同時に骨造成オペ(骨を造る処置)を行うことで30〜40分で終了します。その後、早ければ6ヵ月、材料の種類や骨を造る量によっては1年近く経過してから骨ができ、セラミック冠を装着することになります。

特にインプラントの外側の骨は、歳をとってから吸収しますので、あらかじめ外側の骨の厚さを充分獲得しておくことが長期にわたってインプラントを持たせるためにも重要で、これによって太いサイズのしっかりしたインプラントを埋入することが可能になるわけです。

さらに骨の高さを充分獲得することによって、長いサイズのインプラントを埋入できるようになり、強い咬合力にも耐えれるようになります。また、骨の充分な高さは、その上の歯肉の正常な位置や形の維持による審美的な仕上がりのための必要条件になります。

このように、骨造成を確実に行うことはインプラント治療にとって非常に大事なことです。

骨造成を行う時に周囲5面に骨があれば、放っておいても骨は6ヵ月くらいで自然にでき上がっていきます。しかし、たとえば外側の骨が吸収している時に放置したままなら、骨はほとんどできず、しばらく経過した後でインプラントを埋入しようとしてもできないことが多くあります。

写真(1)は、骨がなくてインプラントを入れられない患者さんの奥歯部分のレントゲンです。写真(2)は、自然に吸収するポリ乳酸プレートでドーム状に囲ったスペースにパテ状の複合カルシウム製剤を隙間なく填塞(てんそく:詰めること)した状態で、しっかり安定しています。写真(3)は、そのレントゲンです。こうすることで、約8ヵ月で高さと幅をしっかり獲得した骨造成ができあがります。

この方法は、(1)オペが比較的短時間で終了できる。(2)確実に骨の高さと幅の量を獲得することができる。(3)骨がどこにでもできる。(4)整形外科で使われている安全な吸収性材料なので、骨ができた後に麻酔をかけ苦労して除去する必要がない。など、大きな利点がある最新の骨造成法なのです。




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