〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2-8-3
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【診療時間】 | 月・火・水・金/9:30~18:30 土・祝/9:00~18:00 |
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【 休診日 】 | 木曜・日曜 |
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歯科治療において、被せ物をつくる際は印象材を用いて型採りし、それを模型にして被せ物を作製します。
現時点で保険診療での算定はまだできませんが、自由診療の場合なら印象材を使用して型採りする方法の他に、口腔内スキャナーを用いて型採りを行う方法も選ぶことができます。
これをデジタル印象採得と言いますが、従来のように模型を作製して被せ物を製作するのとは違い、パソコン上で冠を作製するというものです。
通常、神経を抜いた後に土台を立てる(コア)のですが、そのコアの印象を採るには口腔内スキャナーの光が届きにくく不向きなため、従来の型採りが適応されます。それ以降、土台を立てた後の冠をはじめ、虫歯治療で部分的に詰め物をする場合の型採りやインプラントの冠を作製する場合には口腔内スキャナーを用いて型採りをすることができます。
(※ただし、インプラントの場合は、サイズや本数、歯肉の厚み等の条件によって従来の印象材を用いる方法が適している場合もあり、口腔内スキャナーがすべての方に適応しているわけではありません。)
デジタル印象採得であっても従来の模型と組み合わせて作製する時がありますが、その場合でも部分的な小さな型を採るだけで済み、嘔吐反射がある人は治療がとても楽になります。
デジタル印象採得を選べば、①チェアタイムを短くすることができる。②患者さんの苦痛が少なくなり、快適に治療を受けることができる。③印象採得が簡単になるため再度印象を採ることが少なくなる。といった利点があるので、当院でも積極的にデジタル印象採得を取り入れるようにしています。
歯科治療が好きという人はあまりいませんし、被せ物をつくるための型採りが苦手だという方も多いのではないでしょうか。
そんな現状の中でも、デジタル化が進むことで少しでも治療が楽に受けられるようになっていくことは、とても喜ばしいことだと思っています。
■令和元年07月26日