1回法インプラントと2回法インプラントの生物学的側面|名古屋の歯科医院・テルミナ歯科クリニック

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中部経済新聞掲載 インプラントコラム

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医療法人エルザ会 テルミナ歯科クリニック

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1回法インプラントと2回法インプラントの生物学的側面 医)エルザ会 テルミナ歯科クリニック 院長 鳥村敏明

インプラント治療を行う場合に使用するインプラントは、世界的に数千種類以上あるとされています。
その中で大きく分けて、インプラントとアバットメント(支台)の接合部を骨のレベルに持ってくるタイプ(図1:2回法)と、歯肉のレベルに持ってくるタイプがあります。
この2種類のインプラントには、マイクロギャップといわれる極くわずかな隙間が存在するか、しないかの違いがあります。
インプラントは、失った天然歯の代わりとなって機能しますが、天然歯とインプラントには大きな違いがあり、天然歯にはマイクロギャップは存在しません。また、インプラントは天然歯と同じようにクリーニングを行ってプラーク(歯垢)を取り除かないと、インプラント周囲炎という病気になります。
なぜこのように2種類のインプラントが存在するかは、インプラントを適用する症例の違いによって、どちらを選択するかで決定されると私は考えています。
私は、できる限り1回法(マイクロギャップが無い)インプラントを使用するようにしています。昨年、バレンシア(スペイン)のPremium Dayと称されるインプラント学会に参加した時も、このマイクロギャップについて議論されました。もちろん、過去様々な研究論文によっても、このマイクロギャップの存在について長期間にわたって議論されています。
口腔内には多くの種類の細菌が存在することがわかっています。この細菌がマイクロギャップに住みついたり、インプラント内部に侵入することによって細菌叢を形成し、炎症が発生する可能性があることが知られています。
私は、インプラントをできる限り清潔な状態に保つことが、長期にわたってインプラントを機能させる大事な条件だと考えています。


(1)インプラント周囲粘膜に炎症が見られる。


(2)2回法インプラントは、インプラント本体とアバットメント接合の部分に隙間(マイクロギャップ)ができる。接合部の存在によってマイクロギャップが発生し、細菌叢ができる。

■令和元年08月30日

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