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今月は、IDIA学会(国際口腔インプラント協会)のラスベガス年次大会に参加してきました。
この学会は昨年から年次大会が年2回開催されることになり、歯科インプラントについての世界の最新情報を入手する機会が増えたことはとてもありがたく、良いことだと実感しています。今回の学会には、アメリカ、日本、カナダ、スイス、イタリア、トリニダードトバゴなど、世界各国からの参加者が多く集まってきました。
発表者は主催者のアラン・ガーグ先生をはじめ、アメリカからの発表者が一番多く、中でも上顎奥歯の骨造成(上顎洞ソケットリフト)を安全に大量に行うことができる方法の講演を行ったジェニファー・チャ先生には、かなり具体的な器具・材料の説明までしていただきました。
この先生の研修施設には数年前セミナー受講で参加していて、以前にお聞きした方法からさらに進化した内容でした。以前のセミナーから顔見知りになっていたので、今回の発表後に会場で再会してお話させていただきました。
また、アラン・ガーグ先生の講演の中で紹介された美容や審美で最近よく聞く、プラセンタを使用した骨造成用膜(骨を作る時に骨補填材の上にかけておく膜)の情報も大変興味のあるものでした。従来の膜は、骨補填材が散らばらないように骨補填材のスペース確保のため使用されていましたが、プラセンタ膜はその機能はもちろん、抗炎症作用とさらに強い組織再生能力を併せ持った今までにない最新の材料でした。
私自身この情報に強い衝撃を受けましたので、少しでも早く導入したいと考えています。
さらに美容外科ではすでに使われているボトックスという薬剤の歯科領域での使用情報に触れることもできました。ガミーフェイス(歯肉が普段多く見える状態)の改善、歯肉の健康回復、口腔周辺の筋肉痛の緩和、歯ぎしりの緩和などの効果情報が得られたのも大きな収穫でした。
学会ブースでは、歯科の局所麻酔時に痛みを感じさせにくくする振動機器をはじめ、新しい手術機器や材料の展示も多くありました。
すべてを見て回るには時間が足りない状態で残念でしたが、次回10月の開催予定になっているインドは、フライト時間が少なくて済む分、たくさんの新しい情報に出会えることを楽しみにしています。