インプラント上部構造 安全で利点多い接着法|名古屋の歯科医院・テルミナ歯科クリニック

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中部経済新聞掲載 インプラントコラム

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医療法人エルザ会 テルミナ歯科クリニック

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    〒460-0003
    愛知県名古屋市中区錦2-8-3
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    ※アクセスの利便性も良いため、名古屋近郊以外にも、岐阜・三重からの患者様にもご来院いただいております。
  • 電話番号
    052-202-0010
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    9:30~18:30

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    9:00~18:00

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かめる喜び100 インプラント上部構造 安全で利点多い接着法 テルミナ歯科クリニック院長 鳥村 敏明

テーパー嵌合

SCアバットメント(左)とSCキャップ 最近、インプラントの成功率を高める目的で、上部のブリッジなどを取り外し可能なテーパー嵌合(かんごう)構造にすることが増えてきました。
従来はブリッジなどをインプラント上のアバットメント(土台)に装着する時、仮着用セメントやマイクロスクリュウ(極小ネジ)で固定していましたが、現在はテーパー嵌合を利用することが多くなっているのです。
このテーパーとは、円すい状に直径が次第に減少していく状態のことで、嵌合とは「はめあい」(工業では軸と軸受けのように、機械部品の軸と穴の部分にはまり合う関係)の状態を言います。
つまりインプラント上部構造のテーパー嵌合とは、SC(シリコーン)アパットメントという4度のテーパー角度がついた円すい台の土台に、4度のテーパー角度のSCキャップを、しっかり圧力を加えてはめあわせ、手指で外そうとしても簡単には外れない強い維持力を発揮させることです。
SCアバットメントは、純チタンより硬いチタン合金製(4バナジウム6アルミチタン合金)で、そこに硬くてねばりがある白金加金合金(金65%、白金8.9%、パラジウム1%、銀13%その他)製のSCキャップが被さり圧力が加わることで強く嵌合します。
オールセラミックブリッジなどの上部構造をテーパー嵌合させ、インプラントに接着させる利点として①通常使用では外れない強固な結合力。②バクテリアを通さない接触状態の維持。③残留すれば炎症を起こす可能性があるセメントの不使用。④術者が取り外し可能でインプラントクリーニングなどのメンテナンスが容易。などがあげられます。
費用がかかることが難点とも言えますが、インプラントの成功率を高めるために多くのメリットがあるテーパー嵌合は、これからのインプラント治療に欠かせなくなることは間違いないと思います。

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