〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2-8-3
日本銀行 名古屋支店南隣り
(岐阜・三重からも通院圏内)
【診療時間】 | 月・火・水・金/9:30~18:30 土・祝/9:00~18:00 |
---|---|
【 休診日 】 | 木曜・日曜 |
月・火・水・金
9:30~18:30
土・祝
9:00~18:00
木曜・日曜
インプラント治療を行う時には骨が無いことが多いため、ほとんどの場合インプラント埋入と同時に骨造成を行います。
従来よく行われていた患者さん自身の骨を採取して移植に使う方法より、現在ではあらかじめ作られている骨補填材を使用することが多く、時間短縮・低侵襲・術後腫脹や術後疼痛の軽減などの点で患者さんにとっても大きな福音となっています。
骨補填材の主な原料は「人工的合成カルシウム製剤」「人由来骨」「牛由来骨」などがあり、これらの材料によって病気感染したという報告は今日まで20年以上世界中で1例もありません。
牛由来骨は、欧米で製作され続けていますが、契約牧場で牧草だけで飼育され、BSE(狂牛病)の可能性がない牛骨が使用されています。それに加えドイツのC-boneは、1250度まで加熱処理を行うことですべての有機成分やタンパクを除去し、潜在的な免疫原生反応を排除しています。
つまり、BSEは100%ありません。
C-boneは、有機成分を含まない100%ミネラルの純粋なハイドロキシアパタイト(HA)という物です。1250度まで上昇することでその結晶が大きくなり、小さな粒子でも0.5~1ミリの大きさがあるので、その粒子と粒子の間に新しい骨ができるスペースが充分できるわけです。
さらに、表面は凹凸が多いラフサーフェス状態で周囲に新生骨ができやすくなっています。吸収されて無くなる成分も少なく、平均23.4%程度です。
C-boneは、従来の牛由来骨補填材に比べて結晶が大きく毛細管現象で血液が広がりやすくなるわけですが、この初期段階の血液の取り込みは、良い骨の再生にとっても重要なのです。
このように良い性質を持ち、安全でハイテクなC-boneは、6か月の骨形成期間後に最終セラミック冠が装着できるので、患者さんにとってとても有効な材料だと考えています。
■平成26年7月31日