〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2-8-3
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(岐阜・三重からも通院圏内)
【診療時間】 | 月・火・水・金/9:30~18:30 土・祝/9:00~18:00 |
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【 休診日 】 | 木曜・日曜 |
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当院では、併設の技工所「デジタルクリエイション」で長く使用していた技工用CAD/CAMシステムをすべて最新のシステムに交換しました。その理由は、ジルコニア製作のスピードを速くすることと、21世紀の新時代を築く新しいインプラント型採り「3Dカメラシステム」にいち早く対応する準備のためです。
インプラントや歯科治療のために日本で先駆けてジルコニアを使用し始めた時は、熟練技工士が正確に操作する手動切削マシンを使用していましたが、その後CAD/CAMを導入して5年以上経過し、当初から使用しているCAD/CAMもすでに3世代目に進化してきました。
工業会で広く使われているCAD/CAMは、コンピュータで設計・デザインした製作物を数値化して切削機械に作らせる技術で、熟練者の作業をコンピュータシステムが代わりに行う技術です。米国のマサチューセッツ工科大学で1950年代から研究が始められ、1960年代には当時の超大型コンピュータで実現しましたが、実用化されたのは1970年代になって一般にコンピュータが発達し始めた頃からです。
現在、CAD/CAMを使った歯科でのジルコニアの使用は、歯に被せるクラウン(インプラントや前歯奥歯に被せる冠)、インプラント用の大きなブリッジ、連結冠、インレイ(奥歯の詰め物)など、多岐にわたっています。
ジルコニアの利点は、金づちでたたいても割れない強度を持っていること、体に対して生体親和性が高いこと、そして金などの貴金属と違って投機の対象になく価格が安定していることです。
強度ですが、従来から多く使用されているメタルボンド(メタルセラミッククラウン・金属にセラミックを焼き付けた冠)のセラミックの曲げ強度が70~120Mpa(メガパスカル)に対して、ジルコニアは1200Mpaなので容易に想像できるのではないでしょうか。
また、ジルコニアの唯一の欠点であった透過性の無さ、つまり白っぽく見えるのも現在では改善されています。トランスルーセントという透明性が高くなった4色のジルコニアブロック(かたまり)に加えて、アジア系の人に合う温かみを帯びた新しい2色のブロックも登場してきました。
当院は、これらの「新しい材料」「最新CAD/CAMシステム」「最新立体3Dカメラによる型採りシステム」などによって、大きく変貌していきますので、今後もご期待ください。
■平成26年4月24日