〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2-8-3
日本銀行 名古屋支店南隣り
(岐阜・三重からも通院圏内)
【診療時間】 | 月・火・水・金/9:30~18:30 土・祝/9:00~18:00 |
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【 休診日 】 | 木曜・日曜 |
月・火・水・金
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木曜・日曜
インプラントと聞くと、患者さんの多くが「治療費が高い」「痛い」「腫れる」「怖い」「期間がかかる」「通院回数が多い」などのネガティブなイメージを持っていることがあります。
世界各国の国民1万人当たりの年間インプラント販売本数の統計では、スペインとイタリアが年間約160本で世界1位2位を占めていますが、日本ではたった約36本の世界15位です。現在、ヨーロッパの中でも経済的に恵まれているとは言えない南部のスペインとイタリアともに日本の約4.5倍もインプラント治療が行われているのです。
私が何度もセミナーを受講した有名なドクター・マルコ・ソンカは、シシリア島の高級ホテルにあるインプラントクリニックで美容外科医とのコラボレーションしながらインプラント治療を行っていますが、患者さんはヨーロッパ全土のみならずロシアからも飛行機で集まって来ています。
インプラント埋入当日にセラミック冠の型をとり、次回の来院時に装着するという特殊テクニックですぐに普通に咬めるようになり、その咬む負荷を加えることによってインプラントと骨が2~3週間で結合します。
このような治療法は、生体が本来持っている治癒能力を高めることができます。さらに、小さな穴から骨を削ってインプラントを埋入することにより、短時間でオペが終了し、当日にセラミック冠の型どりを行っても1時間以内に終わってしまいます。これなら奥歯でも前歯でも「治療費が高い」「痛い」「腫れる」「怖い」「期間がかかる」「通院回数が多い」という前述の患者さんたちのストレスが解消されます。
現在、当クリニックにも中国をはじめ、シンガポールやオーストラリアなどから患者さんが来院されます。確かに即時荷重インプラントは、従来の埋入法より成功率の高いテクニックですが、安全を最重点に考えなければならないので、誰にでもできるものではありません。
私はこのコラムが掲載される頃には、スイスの世界ナンバーワン金属メーカーが特許を取った高性能ポリマー(合成樹脂の頂点、ペクトン)についてのレクチャーを受けるためにスイス本社を訪問し、スイスで一番多くペクトンの技工を行っている技工センターも訪れています。その後、イタリアに移動してインプラント専門クリニックを見学し、最終日には有名なドクターの2本で支える総義歯状態ブリッジテクニックセミナーをはじめ、イタリアのインプラント事情とヨーロッパ全土わたるグローバル展開のセミナーを受講して帰国する予定でいます。
■平成27年11月26日