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2018年6月28日から30日の3日間、スペインのバレンシアにおいてインプラントに関する国際学会「Premium Day」が開催されます。
この学会は、イタリアとスペインで交互に開催され、約40人のスピーカーが講演を行いますが、インプラント学に関する最新情報を得るために毎年世界中から約1000~1500人の歯科医師が参加しているのです。もちろん、私も参加する予定にしています。
詳しいプログラムはまだ公表されていませんが、第一日目はイグナシオ・ロイ先生とジョバンニ・ズッケリ教授による共同講演が行われます。
ロイ先生は、B.O.P.T.という歯の形成テクニックとその理論を応用したプラマインプラントの提唱者で、ズッケリ教授は、歯肉に関して世界的に著名な研究者です。
現在のインプラント学においては、骨の問題よりもインプラント周囲の歯肉の問題に関心が移っています。インプラント周囲の歯肉をどのようにすれば長期にわたって美しく、健康な歯肉として維持できるかが議論される時代になっているのです。
今やインプラントは、高い成功率が得られる治療であることが証明されていますが、天然歯が歯周病に罹患するように、インプラントはインプラント周囲炎という病気にかかります。
しかし、インプラント周囲の歯肉に関する研究において、まだ解明されていないことが多くあるので、今回の共同講演で今までに解明されていない研究発表があるのではないかと期待しています。
私は、これまでにイタリアで開催されたPremium Dayというインプラントの国際学会には3回参加し、多くの情報を得ることによって患者さんに還元できたと思っています。
今回、スペインで開催されるPremium Dayには初めての参加となりますが、インプラントに関する最新情報など、学会で得た内容は、このコラムの中でも紹介していく予定でいます。
2018年スペイン学会
■平成30年2月22日