インプラントに影響のある骨密度のお話し|名古屋の歯科医院・テルミナ歯科クリニック

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中部経済新聞掲載 インプラントコラム

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医療法人エルザ会 テルミナ歯科クリニック

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    〒460-0003
    愛知県名古屋市中区錦2-8-3
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    ※アクセスの利便性も良いため、名古屋近郊以外にも、岐阜・三重からの患者様にもご来院いただいております。
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    052-202-0010
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インプラントに影響のある骨密度のお話し 医)エルザ会 テルミナ歯科クリニック 院長 鳥村敏明

今回のコラムは、先日放映されたNHK番組「かんさい熱視線」の内容についてお話ししたいと思います。
この番組では”大腿骨の骨折”の発生率について調査がなされ、西日本、特に関西に骨折が多いということが報告されていました。
私は、インプラント治療を行っているので、骨に関する情報について特に興味があります。この番組では、なぜ骨折が多いのかを研究者や経験者のインタビューを通じて取材していました。
大腿骨骨折は、寝たきりになることによって命を縮める原因にもなりえます。関西地域の発生率は、東北地方と比較して約2倍だと報告されていましたが、調査によれば関西人特有の性格が一つの原因だという仮説として”せっかち”が理由にあげられていました。
大腿骨骨折の原因の約8割が”転倒”(日本整形外科学会)によるものだという報告もありましたが、これは年齢の進行とともに気持ちに体がついていかないことが原因のようです。
特に、関西の女性に骨折が多いというデータから、関西女性に注目して調査が進められていました。関西の女性は、化粧(メイク)にかける時間がもっとも長いと言われ、研究者による調査の結果、日焼け止めを多く使用していることが分かったのです。さらに、血液検査の結果、ビタミンDの量が少ないことも明らかになりました。
ビタミンDについては、以前このコラムでも報告しましたが、骨にとって重要なカルシウムの吸収を助ける働きがあると言われています。
手の甲や腕だけでもよいので太陽の光を浴びるか、あるいはビタミンDが豊富な食べ物を摂取することが大事です。
また、番組では関西の食生活にも原因があると報告されていました。関西人は納豆が嫌いなことで有名ですが、特に和歌山県は全国でもその消費量が最下位でした。
納豆にはビタミンKが多く含まれ、骨を強化することが知られています。調査結果によると、納豆の消費量と骨折の発生率には相関関係があり、消費量の多い地域では骨折の発生率も少ないという結果が報告されていました。

■平成30年4月26日

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