〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦2-8-3
日本銀行 名古屋支店南隣り
(岐阜・三重からも通院圏内)
【診療時間】 | 月・火・水・金/9:30~18:30 土・祝/9:00~18:00 |
---|---|
【 休診日 】 | 木曜・日曜 |
月・火・水・金
9:30~18:30
土・祝
9:00~18:00
木曜・日曜
皆さんご存知のヒアルロン酸は、医療の分野において1970年から1980年代にかけて開発が進み、眼科やコスメティック治療の分野で使用されてきました。
歯科におけるヒアルロン酸の使用は、遅れていたようでこれまで多くは使用されて来なかったのではないでしょうか。
先日、Webinar(インターネットによるオンラインセミナー)が行われ、その内容を視聴する機会がありました。クロアチアの歯周病学のDarko教授による講演で、そのトピックスは「ヒアルロン酸は歯科における再生治療の新治療手段となり得るか」でした。
インプラント治療においては、生体材料を用いることによってGBR(骨造成)や軟組織の造成のための治療を行わなければならない症例が多くあります。このような場合は、外科処置を行わなけれなければなりません。
当院では、外科処置を行う場合にできるだけ痛みが少なく、傷が早く治癒し、感染などの問題が発生しないこと、そして瘢痕(傷跡)が残らないような手術を行うことを心がけています。
一般的に組織の治癒は、新生血管の再生が促進すれば、より早く安定した傷の治癒が行われます。
最近ではGBRや軟組織の造成といった再生治療において、ヒアルロン酸を用いた治療が効果的であることが報告されています。この研究は、スイスのベルン大学の歯周病科、Anton Sculean教授のグループによって研究が行われ、EFPの学会(歯周病)でも発表され、歯周病やインプラント周囲炎の治療に対しても効果を発揮すると報告されたのです。
今年の8月にシンガポールにおいてSculean教授の新たな歯周組織再生治療の研究発表が行われる予定で、私も参加したいと思っています。
ヒアルロン酸の構造
ヒアルロン酸は新生血管の成長を促す
■平成31年04月25日