オペ当日から咬める仮ブリッジはインプラント治療症例

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非骨結合型インプラントを
骨結合型インプラントで埋入し直した症例
かめる喜び = 44 = テルミナ歯科クリニック院長
鳥村 敏明
平成20年5月 中部経済新聞にて掲載
低浸襲オペシリーズ:11 テルミナ歯科クリニック院長
鳥村 敏明

非骨結合型インプラントというのは、古いタイプのインプラントです。骨と結合しないインプラントですから骨の中に埋入されると骨はそれを異物として認識し、それから遠ざかるように吸収しなくなります。

さらに古いタイプのインプラントの周りを肉芽(にくげ、歯肉のような組織)が取り巻き、そのインプラントと骨が直接触れないようにしてしまいます。これは自分の体を自分で守ろうとする生体の防衛作用が働くからです。

この古いタイプのインプラントは、骨との間に隙間があって動いてしまいますので、自分の歯を削ってそれとブリッジとして連結しなければなりませんでした。

また、古いタイプのインプラントは、通常ブリッジが入った当初には咬むことができても数年するとインプラントと骨の間の隙間に感染し、咬むと痛くなったり、さらにはじっとしていても痛くなったり、腫れたりして除去しなければならなくなります。除去した後は骨が大きくなり、再び同じインプラントは入れられない状態になります。

口腔内にこのような炎症があり、免疫抵抗力が下がっていると心臓や他の内臓への感染源となり、炎症をおこすことがあります。

写真の患者さんは、以前他の歯科医院で入れた左下前から5番目にはネジ状の非骨結合型インプラント、前から6番目7番目に板状の非骨結合型インプラントがあり、左下3番の自分の歯とブリッジで連結してありました。(初診時レントゲン【1】)

これが感染して痛みと腫れが出てきたため、ブリッジを切り離してインプラントを除去しました。(左下インプラント除去後の写真【2】)

2ヶ月後大きな骨の欠損がまだありましたが、新しい骨結合型インプラントを埋入すると同時に骨を造る処置(骨造成、GBR)を行いました。(インプラント埋入オペ同時骨造成の術後口腔内写真【3】と術後レントゲン【4】)

【1】 初診時レントゲン
【1】 初診時レントゲン
【2】 左下インプラント除去後の写真
【2】 左下インプラント除去後の写真
【3】 インプラント埋入オペ
同時骨造成の術後口腔内写真
【3】 インプラント埋入オペ
同時骨造成の術後口腔内写真
【4】 術後レントゲン
【4】 術後レントゲン

この6ヶ月後にセラミックブリッジの型を採ることができるようになりますが、この時には自分の歯とは連結しません。

この患者さんは、インプラント埋入と大きな骨造成を1回で行ったので楽にオペを済ますことができました。

いきいきライフ
平成20年5月
中部経済新聞にて掲載
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