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| 平成20年1月31日 中部経済新聞にて掲載 |
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インプラントを埋入する場所に骨がない場合、骨を造るため骨造成(GBR)を行うことがあります。
以前は、自分の骨(自家骨)を採取してインプラント埋入オペをする前や埋入オペと同時に骨造成を行っていました。
自分の骨は、多くは下顎の親不知の所や時にはオトガイ部(下顎前歯の下)から多く採取しますが、大きな病院では腰骨や膝から採取することもあります。自家骨は移植して6ヶ月くらいで骨ができ、硬い骨となるので非常に良い材料なのですが、欠点もあります。
自家骨のデメリットとは |
| (1) |
骨移植する部位のオペ以外に骨を採取する部位のオペを行わなければならない。
つまり、2ヶ所のオペが必要になる。 |
| (2) |
オペ後に口の中の骨を採取した部位が強く腫れることが多く、それに伴い痛みが発生することがある。 |
| (3) |
口の中は常在菌が全身で一番多いとされている部位で、まれに骨採取部位の術後の感染つまり併発症を起こすことがある。その結果、骨採取部の腫れが続いたり、排膿したりするので、抗生物質の長期投与や採取部位の掻爬などを行うことがある。 |
| (4) |
腰骨や膝を採取部位にした場合は、数日間の入院が必要になる。 |
自家用骨には骨が6ヶ月位で出来、出来た骨が比較的硬いなどのメリットもありますが、前述した様なデメリットもありますので、当クリニックでは2007年からほとんど大きな自家骨移植は行っていません。
当クリニックでは現在、代用骨(自家骨の代わりになる骨補填材)を使用して低侵襲の骨移植を行います。この代用骨によって患者さんはインプラント埋入と骨造成を1回で済ますことができ、短時間に、非常に楽に骨造成を受けられるのです。材料によっては自家骨同様のスピードで骨が出来、比較的硬くなる代用骨もあります。
図1〜4は、世界中で広く使われている代用骨。図5は、アメリカで一般に使われているグロースファクター(成長因子)です。さらに、アメリカでは筋肉の中にでも骨ができるBMP2(骨形成タンパク)を大病院以外でも使用していますし、遺伝子工学・生体工学などの特許も多く取っています。最先端医療の材料の分野では、日本は欧米より遅れているのが現状でもあります。
【図4】
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【図5】 |
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