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インプラントの名古屋テルミナ インプラント センター院長執筆のインプラント記事中部経済新聞コラム

中部経済新聞に掲載されました記事をご紹介致します。

 14.拒絶反応しないチタンと骨 中部経済新聞 平成17年10月25日掲載

インプラントのような人工歯にまつわる話は紀元前にまでさかのぼります。古代人が喪失した歯のかわりに象牙や宝石を顎の骨に入れていた記録があるからです。

そして、現在のインプラントに至るまでの間にも大きな技術革新がありました。1980年代まで多用されていた「ブレードベント・インプラント」 が、ある発見を機に「オッセオインテグレーション・インプラント」へと転換したことです。

ブレードベン・インプラントという板状のインプラントが使われていたころは、骨との結合がうまくいきませんでした。インプラントのブレードは一時期チタンを使用していました。使われるインプラントの材質によっては、骨はそれを異物と認識します。そして、その異物から遠ざかるために金属を肉芽で取り囲むのです。

これはインプラントに限らず、人間が元来持っている生体の防御作用によるものです。従って、当時のインプラントは動揺があったので、天然歯と連結する必要がありました。また、金属と骨の間に肉芽が介存することで、歯周病菌などの感染源となるケースも少なくありませんでした。

そうしたことにより、当時のインプラントでは、比較的短期間にかむことが出来なくなり、せっかく埋め入れたインプラントを再び除去しなければならなくなることも多かったのです。 しかしその後、まったく考え方の異なる画期的なインプラントが登場します。

「オッセオインテグレーション・インプラント」です。 スウェーデンの医師ブローネマルク博士がチタンと骨が結合することを、偶然発見したのが、新インプラント誕生のきっかけです。1952年、博士は毛細血管の研究のため、ウサギの足の骨に顕微鏡を固定するチタン製のネジを埋め込みました。数ヶ月後、そのネジを除去しようとすると、全てのネジが骨と結合し取れなくなっていました。

こうして、チタン材質と骨が拒絶反応を起こさずに結合することを偶然発見した博士は、1960年イエテボリ大学に移籍後もインプラント研究を続け、骨と結合するインプラントを開発。1965年にはじめて患者さんの顎にオッセオインテグレーション・インプラントを入れ、その後も長期にわたりインプラントに関する臨床研究を続けました。

そして1981年、その膨大なインプラント研究資料をもとに論文が発表された時には、全世界の学会に大きな驚きを与えました。ちなみに、「オッセオインテグレーション」の語源は、ラテン語で「骨」を意味する「オス」と、英語で「結合」を意味する「インテグレーション」を掛け合わせた言葉です。

オッセオインテグレーション・インプラントは骨と隙間なくインプラントが結合するため感染することが非常に少なく、10年間で96%以上という高い成功率実績。1965年、はじめて人体に入れられた骨と結合するタイプのインプラントは、40年を経過した今でもまったく異常なく使われており、それも成功率の高さを物語っています。

以来、オッセオインテグレーション・インプラントは最も信頼性の高いインプラントとして世界中で使用されています。

・インタビュー記事 インプラント実績は1500本  中部経済新聞インタビュー記事 平成16年9月14日掲載

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