オペ当日から咬める仮ブリッジはインプラント治療症例

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併設ラボで作る インプラント用ジルコニア製品
かめる喜び = 60 = テルミナ歯科クリニック院長
鳥村 敏明
平成21年8月 中部経済新聞にて掲載
  テルミナ歯科クリニック院長
鳥村 敏明
【写真1】手動5軸駆動ジルコニアミリングマシン
【写真1】
手動5軸駆動ジルコニアミリングマシン
【写真2】マシン左側にジルコニアブロックを装着
【写真2】
マシン左側にジルコニアブロックを装着
【写真3】手動でミリングを行っている
【写真3】
手動でミリングを行っている
【写真4】ジルコニアを焼成して完成させるシンタリングファーネス(炉)
【写真4】
ジルコニアを焼成して完成させるシンタリングファーネス(炉)
【写真5】前歯のジルコニアバットメント
【写真5】
前歯のジルコニアアバットメント

インプラントに装着する上部構造のセラミック冠やセラミックブリッジの土台となるコーピング(キャップ)には、2〜3年ほど前まで金属を鋳造したメタルコーピングが使われていました。このメタルコーピングの上にセラミックを盛り上げ、電気炉で焼成してセラミック冠やセラミックブリッジを作っていたのです。

しかし、メタルコーピングには「金属アレルギーがまれにある」「金属で光が遮断され、セラミック色に自然感が出にくい」「インプラントの数が多くなると適合性が悪い」などの不都合がありました。そこで欧米では、金属に匹敵する硬さのジルコニアセラミックをCAD/CAMマシンでミリングしてジルコニアコーピングを製作する技術が開発され、6年ほど前から使用されはじめました。

このジルコニアコーピングなら金属タイプの不具合がほとんど解消されるため、当クリニックでは2〜3年前日本にその技術が輸入されると同時に、専用併設ラボ(技工所)にCAD/CAMシステムを導入。これによって各種ジルコニアコーピングを製作し、その上にセラミックを築成して単独のセラミック冠から12歯14歯のフルマウスブリッジ(歯が無い無菌顎のブリッジ)まで作ることができ、適合精度が非常に向上してセラミック冠の色調も自然感を出しやすくなりました。

今では、高強度セラミックを別のCAD/CAMマシンで削り出し、その上に患者さんの個性に合わせてセラミックを盛り上げて自然感を出したオールセラミック冠を各種ジルコニアコーピングの上に装着したものも作るようになっています。

従来セラミック冠は歯科技工士が手作りで1個1個患者さんに合わせて作っていましたが、現在では世界的にCAD/CAMの機械でオールセラミック冠の80%くらいを供給する傾向になっています。

さらに最近では“Human Zirconium Technology”という技術によって、技工士が手動でCAD/CAMよりも正確に短時間でジルコニアコーピングを製作できる手動5軸駆動ジルコニアミリングマシンが開発されました。

現在当クリニックのラボでは、CAD/CAMマシンと手動ジルコニアミリングマシンを併用しながらすべてのインプラント用ジルコニア製品を作っています。こうすることで、どのような形のジルコニア製品も作ることができますが、これには技工士の熟練とインプラント技工関連の広い知識が欠かせません。

当クリニックでは、技工士全員にその機械使用に熟練するための研修会参加と訓練を実施し、世界の最新技術をいち早く安全に患者さんに提供できるよう、日々たゆまず努力をしています。




平成21年8月 中部経済新聞にて掲載
平成21年8月 中部経済新聞にて掲載
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